「志望理由に“スキルアップ”を盛り込みたいけれど、具体的にどう書けばいいかわからない」
という方に向け、企業が評価する志望動機の作り方を徹底解説します。
エンジニア、事務、人事、企画職など職種別に例文を紹介し、なぜその企業しかダメなのかを伝える構成で、「自ら学び続け成長したい」という志望意欲を最大限届けるポイントを整理。
読んだだけで自分用に応用できる内容です。
志望理由にスキルアップを取り入れる書き方のポイント
1. 自分の現状と目指す姿を明確に
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自分が現在どのレベルのスキルを持っているかを具体的に書く(言語、業務経験、資格など)
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目指すスキル、達成したい専門性を描写する
2. なぜその企業なのかを具体的に
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企業の研修・制度・プロジェクト構成など、自分がスキルアップできる環境があることをOB・OG訪問や説明会などを通じて確認した話を盛り込む
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他社ではなく応募先だからこそ挑戦できる点を明示する
3. 成長した自分が企業にどう貢献できるか
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自分が伸ばしたスキルが企業にとってどう役立つか、若手不足の補足、業績拡大の貢献など自社メリットを描写する
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自主的に学ぶ意欲と、周囲に還元する姿勢もアピール
4. 例え話や数字で説得力を出す
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塾講師のリーダー経験で合格率を20%高めた、人事として活かせる粘り強さなど具体エピソードを用いる
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過去の成果と未来の目標にギャップなく接続する
職種別【志望理由 スキルアップ 例文】
1. エンジニア職(志望理由 スキルアップ 例文エンジニア編)
「私は学生時代にPHPとJavaScriptを学び、スマホアプリを作成した経験があります。御社には様々な業界向けのシステム開発経験を持つエンジニアが多数在籍しており(OB訪問で伺いました)、より高度な技術と業界知識を吸収し、いち早く御社の戦力になりたいです。また、学んだ技術を後輩にも共有し、チーム全体の技術力向上に貢献したいと考えています。」
2. 事務職(志望理由 スキルアップ 例文事務編)
「御社の事務職では営業事務・経理事務・法務事務等、多様な職種に携われる点に魅力を感じ、入社後は事務全般にわたるスキルを磨きプロフェッショナルを目指したいと考えました。説明会で「幅広い事務業務で多様なスキルが身に付いた」と伺い、自分もその環境で成長したいと思いました。」
3. 人事職(志望理由 スキルアップ 例文人事編)
「塾講師のアルバイトで組織活性化に関わる力を培い、教室長と講師配置やモチベーション戦略を協議して雰囲気と合格率を改善した経験があります。御社では新卒人事に早期裁量があると聞き、入社後はこうした現場経験を活かしながら、従業員の個性把握や組織活性化に貢献したいと考えています。」
4. 企画・マーケティング職(志望理由 スキルアップ 例文企画編)
「これまで市場分析や顧客ニーズ調査を担当し、商品開発・販促企画まで幅広く携わってきました(前職では部署の売上を20%向上)。さらにデータリサーチ力や企画力を高め、御社でトレンドを捉えた新たな価値を提案し、共に成長していきたいと考え応募しました。」
スキルアップ志望理由でよくあるQ&A(読者の疑問に答える)
Q1. 「スキルアップだけ」で書くのはNG?
A. スキルアップだけでは弱く、受け身ととられやすい。必ず「なぜその企業か」「自分が何をどう成長して貢献するか」をセットで示すことが不可欠です。
Q2. 未経験職種でもスキルアップは書ける?
A. はい。ただし「現職や経験をどう活かせるか」「すでに自ら学習していること」を強調し、現状もアピールしましょう。
Q3. 転職意欲だけが強すぎるとどう思われる?
A. 「スキルアップのためにすぐ辞めるのでは?」と警戒される可能性があります。志望先で長期的に貢献する姿勢(育成、ノウハウ共有など)も書くことが重要です。
Q4. 説得力ある例文にするにはどうすれば?
A. 数字や具体的エピソードを使うこと(例:20%改善、資格取得など)。それに加え、企業での制度やプロジェクトと紐づけて記述すると効果的です。
まとめ
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スキルアップを軸に志望理由を書く際は、「現状の自分」「なぜその企業か」「入社後にどう成長し企業にどう貢献するか」を論理的に組み立てることが鍵です。
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職種別の例文を自分の経験に合わせてカスタマイズし、説得力とオリジナリティを両立させましょう。
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数字や具体エピソードを入れることで採用担当者に響く志望動機になります。
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受け身ではなく、自発的・主体的な学びと貢献姿勢を志望動機の核に据えて、読む人に「この人なら成長し会社に貢献してくれる」と感じてもらえる構成を目指してください。